ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年3月号
ビジョン心理学ナイトライト・ニューズレター 2004年3月号
翻訳:アドバンストレーナー 大空 夢湧子
3月 チャック・スペザーノ
* 3月─今月は、「超越」の月です。超越するということは、何かを乗り越えること、何かを克服することを意味しています。いつも悩みの種である決まりきった仕事(課題)を乗り越えて先にいくという意味なのかもしれないし、自分の内面的な悩みや外部からの問題を克服する兆しかもしれません。内面的には、葛藤やつらい感情が、癒されるために表面に上がってくるかもしれません。過去の課題が、現在の問題に姿を変えて出てくるのでしょう。外からは、自分の周囲の世界からの挑戦(問題)というかたちで現れるかもしれません。
たとえどのような問題に悩んでいたとしても、それがどれほど長い間続いていて、どんなに脅かされたと感じていても、その問題が変化する機が熟していることを理解することが大切です。問題に圧倒されたと感じたり、いらいらしたり、反応したりしないことが大事です。私たちはひとりではありません。私たちのまわりには、そして自分の内側にも助けはいっぱいあります。頼りになるのは自分の力だけだと思えば、圧倒されてしまうのです。しかし、けっしてそんなことはありません。いろいろなかたちで助けはあるのです。
超越というのは、パワフルな霊的なギフト(才能・贈り物)であり、ブレイクスルー(現状打破)、大躍進、誕生、ビジョン、成功を含んでいます。超越のギフトによって解決できない問題はありません。
* 今月現れる課題は、これからの9年間のパターンを反映しています。
私たちは今、分かれ道に立っています。今までどおりの代わり映えがしない状態をつづけることもできれば、春の訪れとともに新しい道が現れたのを見つけることもできるのです。今までどおりのやりかたをつづけても、結局つぶれてしまうのは時間の問題です。この分かれ道では、どこかの時点であなたが選択しなければならないのです。このまま流されつづけて、いつもどおりのやりかたをつづけていると、怠慢で、盲目的になり、場合によっては犯罪ともいえるような嘆かわしい状態になってしまいます。どれほど大きなものが賭けられているのか、私たちはまったくわかっていません。自分の命だけではなく、この世界が危うくなっているのです。
3月には、また別のニュアンスがあります。ただ、私は旅の途中なので、いつものように詳しくお話しすることはできません。ただ、これだけは言えます。2月にドアがほんの隙間だけ開いたときには、ほとんどの人は気にもとめていませんでしたが、そのドアが4分の1ほど開くのです。私たちが、今何が起きているのかに気づくことができれば、扉が開くのを助けることができます。扉が開けばチャンス(機会)や、歓迎、歓待、報酬がやってきますが、それはだれもが大好きなものです。ですから、今あなたに与えられているものをすすんで受けいれましょう。今月、だんだん抵抗感を強く感じてきたとしたら、それは、あなたが真実、超越、神の意志と同じ方向性を目指すのではなく、エゴと同じ方向性で現状維持をつづけようとしているからです。
新しいやり方を信頼できないというときには、ハイアーマインドではなくてエゴを信頼しているのです。人は、何かを信じなければなりません。たとえ怖れを信じているのだとしても、何かを信じざるを得ないのがマインド(意識)の性質なのです。もし、怖れに投資すれば、かならずその影響があります。自分が蒔いた種は自分で刈りとるのだと覚えていてください。
3月のヒント
1.今あなたに何が与えられているのかに気づきましょう。
2.扉が開くのを手伝いましょう。あなたがずっと待っていたご褒美がやってくるのですから。
3.問題にとらわれないようにしましょう。自分自身を十分に愛しているならば、超越のギフトを受け取って問題を乗り越えることができるのです。
4.3月には、十分に状況を理解することができれば、扉が少なくとも半分開くのを手伝うことができます。それだけ開けば、ほとんどの人は外の寒さから温かい部屋の中に入るのに十分でしょう。
わたしが罠にはまって動きがとれなくなったときに、抜け出すのに役立つお気に入りのツールがあります。それは、「ア・コース・イン・ミラクルズ」から学んだ小さなお祈りです。意訳すると次のようになります。
わたしは、このこと(出来事)を自分が前に進まないようにするためには使いません。
わたしは、このことを罪、破壊、死のしるしとしては使いません。
わたしは、このことを平和への妨害としては使わず、平和をもたらす手段として使います。
この言葉には、わたしを平和の方向に戻してくれる秘訣のようなものがあって、次なる一歩と解決法が明らかになってくるのです。
復活と春の祝福がみなさまのもとにありますように。
暖かなアロハのこころをこめて チャック・スペザーノ