ビジョン心理学ナイトライト・ニュースレター 2014年12月号
12月には、私たちに残っている自己攻撃や自己嫌悪、死の誘惑とともに、2014年の大きなテーマがさらに深まりつづけます。
本当の変容を望まないかぎり、古いパターンに捕まったまま、人生に背を向けた状態です。癒しを望む気持ちをもたないと、感情や心の奥に埋もれているものを怖れるようになります。一年を通じて、心の中のますます深い面が、癒されるために表面にあらわれています。それを癒さないと、どんどん大きな雪の塊のように盛り上がり、今にも雪崩となって私たちの人生の上に落ちてきそうです。
マインドの奥から出てきたのは、潜在意識の、まちがったゴールや、埋もれた痛み、罪悪感や自己欺瞞。そして無意識の、慢性的な問題や深い抵抗という魂のパターン。さらに集合的無意識の、制限的な信念体系、幻想、憎しみ、罪悪感の地獄、アストラル(霊界や幽界)や悪魔的な影響であり、それは太古の昔に魂のレベルで、私たちが光に背を向けてしまったところです。さらに最終的に最も奥深いレベルの「自分が自分の世界の神となるために、神と戦っている」という分離も、前よりひんぱんに浮上するようになりました。そしてこれらはすべて、程度の差こそあれ、癒されるために表面に上がってくるのです。
自分の意識が分裂している部分(スプリットマインド)が現われています。神さまやパートナーや他の人たちに自分のニーズの面倒をみてほしいと思いながら、彼らは面倒をみてくれないと文句を言いつつ、彼らにニーズの面倒をみさせたくないところが明らかになります。自分の問題や、パートナーの問題は、そういう文句の表れです。
私たちが他の人に自分のニーズを満たしてほしくないのは、親密になり再び絆をむすぶと、切り離しや自立やエゴが溶けて無くなることを怖れているのです。それによって癒される必要のある感情に気づくとともに、成功と親密感ももたらされるのです。私たちが文句を言っているところは、意識の分裂をあらわしています。私たちは、神さまや、両親や、過去のパートナーや、現在のパートナーに対して文句を言います。文句を言っているのは、ニーズが満たされるのを待っているのですが、実は、そこは私たちの方から、神さまや、両親や、過去のパートナーや現在のパートナーに与えると約束したところなのです。私たちは彼らから自分に与えてもらいたいけれども、不公平や分離の上に築かれているエゴが部分的に溶けて無くなるのを危惧するあまり、彼らから与えて欲しくないのです。
12月は私たちのセックスライフが浮き彫りになるでしょう。性生活は、まるで炭鉱の中のカナリアのような存在です。セックスのなかで起きていることや、起きていないことは、人生のパターンを示しています。あなたはセックスやセックスレスであることを攻撃として使ってはいませんか? あなたはセックスを快楽としてのみ見て、そのために「自分は死に向っている肉体に過ぎない」という観念にしばられていませんか? あなたはプライドの為にセックスを使って、自分が良い、より優れている、ベストだと証明していませんか? それともあなたは、パートナーに与え、受けとり、愛し、味わうためにセックスを使っていますか? セックスは本来、自己価値や、無実さ、自己愛の上に築かれるもの。さもなければ、ニーズと奪いあいになり、ハートブレークや復讐や破れた夢へと向かいます。セックスが誤用された結果、罪悪感と恥の住処になってしまうのです。あなたのセックスライフとそこに何が欠けているのかを振り返ってみましょう。そこに自分が全面的に責任を持ち、そして天に任せて解消し変容してもらいましょう。
12月のすばらしいところのひとつは、今月にやってくるガイダンス(導き)が多いことです。静かに耳を傾ける時間を自分のためにつくると、徐々に道が見えてくるでしょう。私たちは、「どのように物事をより良くするのか」、「何をすればいいのか」、「どのようにするのか」を導かれているのです。さらに、私たちを通して、私たちのために、それが成されるという恩恵さえ与えられています。
今月の最高のニュースは、「ミラクルストーリー」の出現です。これは私たちが引き継いだスピリチュアルな遺産ですが、使っている人は少ないです。
ミラクルストーリーとは、時間と空間という自然の法則をこえるもの。「分離と幻想の世界」から、「光と真実の世界」へと私たちを引き上げてくれます。ひとつのミラクルごとに、この世界から千年分の苦しみを解消できます。人間が恨みを手放すとき、そこに信頼と愛をもたらすことができ、天はその大いなる愛によって残りをすることができるのです。ミラクルストーリーとは、奇跡が日常的に起きるような人生を意味します。タオ(道)が提供してくれるものを活用し、人生の目的と天命を受けいれましょう。
12月は、集中力を失いやすい、優先順位を間違えやすい月なのです。そのために、すばらしいホリデイ(holidays 休日)ではなく、ひどくボーっとした状態(ホリ – デイズholi-daze)になってしまうかもしれません。大事なことに集中しつづけていれば、今月は喜ばしい月になりますよ。
私たちがハッピーなときには、自分が正しい道を歩み、与え、受けとっていることがわかります。ハッピーでないときは、誰かに対する文句をもっているわけですが、本来は自分の方がその人を助け、祝福し、全般的に与えるために生まれてきたのです。もし自分がハッピーではなかったら、自分自身を癒すことに責任をもち、不足しているものを自分の方から与えることができます。
今月は、天があなたに向けて、そしてあなたを通して、与えることを望んでいる無数のミラクルで人生が満たされるのにまかせましょう!
あなたのホリデイが聖なる日々(holy days)になりますように!
そして今月あなたに与えられる最高の贈りものをお受けとりください。
チャック・スペザーノ
ナイトライト・ニューズレター
2014年12月
ハワイ、カフルー