自分の感情に責任を持つ
2023年09月17日(日)
栗原弘美です。
自分の感情に責任を持つということは、自分の感情を人のせいにせず、しっかりと感じることです。
私の生徒さんにこんな体験をされた方がいます。
このかたのお母様はとてもヒステリックな方で、彼女はそんなお母様をとても嫌っていました。そして、彼女はお父様と一緒に「お母さんはヒステリーで怖いね」と言っていました。
お父様はお母様のヒステリーを批判していますが、お父様にも責任はあるのです。お母様のニーズをお父様が満たしていないからです。
そして、お父様はとても感情的なお母様を批判するばかりで、心を閉じており、感情を感じないようにしています。お父様が感情を感じないことで、お母様はお父様の感情まで引き受けて、感じているのです。そして、彼女もお父様と同様、お母様を批判することで、感情を感じなくなり、お母様は彼女の感情も引き受けて、感じています。
彼女は、お母様の痛みが痛すぎて、とても怖いとおっしゃっていました。
私は彼女に自分の痛みと感情にしっかりと向き合って、あなたが感情のマスターになることで、あなたの周りのほかの方も癒すことができますよとお伝えしました。そして、そうすることでお父さんやご先祖様のことも浄化しているのです。癒し切っていないものは代々引き継がれていくのです。
人生で起こることはすべて癒しのチャンスです。
その出来事で感情を切り離して分離を選択するか、自分の中にもあると認めて統合を選択するか、それだけなのです。