喪失感を手放す
2023年02月01日(水)
栗原弘美です。
友人が亡くなりました。
走馬灯のようにたくさんの思い出が出てきました。
亡くなったことをネガティブに受け取っていませんでしたが、
二度と会えないと思うと喪失感が出てきました。
前夫も癌で亡くなりました。
セミナーでもたくさん扱いましたが、
日常では喪失感を感じないように防衛していたことに気がつきました。
何もしないと悲しみ、喪失感を感じるので、何かをしていないといられません。
もう身近な人の死に遭遇したくありません。という相談を受けました。
子どものホスピスでお仕事をされていたレンシーさんは、
未完了だった喪失を、死に瀕する子どもと接する仕事を通して感じることができたと
おっしゃっていました。
あなたにとってこのご友人の死は、喪失感を感じるのに安心な人だったということです。
前夫が亡くなられた時は、生活や家族のことがあったので、
しっかりしなければならなかったのです。
そこであなたは死に対して私は強いと思い込んだので、ショックを受けたのです。
死は、慣れることではないし、慣れてはいけないことです。
ときに喪失感は、何層にもわたって癒していくことが必要です。
それでいいのです。