自分を受け入れる(栗原弘美)|人間関係、男女関係、夫婦関係を学ぶ心理学講座【VDI】

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栗原弘美ブログ

自分を受け入れる(栗原弘美)

2013年04月16日(火)

どんなに幸せな人生を送っていても、私たちは生きていると、

親や大切な人との別れは避けられないものです。

 

大切な人の病気や死に直面した時、

いつかは別れが来ることを覚悟していたとしても、

動揺してしまい、怖れにとらわれてしまうこともあります。

 

例えば、あなたの親が重篤な病気であると、分かったとします。

病気になったのは、自分のせいではないと分かってはいるものの、

「自分は親にとって、いい子供ではなかった」と、

自分を責めてしまいがちです。

 

ここで大切なことは、自分を責めないことです。

親が病気になったことに、批判や判断があると、

それは親を責めていることと同じことなのです。

 

そして、親を責めるということは、自分を責めると同じことです。

自分を責めたり、親を責めるということが、

病気の親の健康状態にプラスになるでしょうか?

マイナスになるでしょうか?!

 

今、あなたにできることは、「受け入れる」こと。

親が病気になったことを責めている自分、親と自分を責めている自分を、

ただ「そうなんだな、責めてる自分がいるな」と受け入れることです。

 

自分のことを受け入れることが、親に
とっては最良のことなのです。

 

でも、自分を責めている時は、そんな自分を受け入れるなんて到底出来ない、

と思うかもしれません。

 

その時は、「自分を受け入れることができない自分」を受け入れてあげてください。

 

「自分を受け入れることができるようになったら、自分を受け入れよう」

というのはエゴのからくりです。

 

私たちは、いつか肉体を離れる時がきます。

それがいつであれ、一
番大切なことは、あなたと、

あなたの大切な人との関係が、愛だけになっていくこと。

 

今、その人に伝えたいことは何ですか?!

それを先延ばしにしないことです。

 

病気は、人間がこの肉体にずっといるわけではない、と気づかせてくれる

ひとつのきっかけにすぎません。

 

あなたと、大切な人の間には、愛だけしかない。

それが真実なのです。

それ以外は、すべて自己いじめです。

自己いじめをやっている自分をも受け入れると、エゴは退散していきます。

あなたがするこ
とは、ただ
それだけなのです。

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