正さから信頼へ
2017年07月04日(火)
あなたの職場でこんなことが起こったらどうしますか?
こんにちは。ビジョン心理学マスタートレーナー栗原英彰です。
ベテランの課長Aさんがいます。そこに、新しい優秀な部長Bさんが配属されました。
Bさんは他で成功した方法で「これじゃ良くない」と変えようとする。
Aさんは「いや、今までこれで何の問題もなかったんだから」と。
職場の中では、Aさんの方がいいとか、いやBさんの方だ、というふうに分裂が進んできています。
企業でよくあるケースではないでしょうか。
これは、ビジョン心理学の成長の三角形モデルにある『パワーストラグル』の段階で起きることです。
これは、前に進むことへの怖れが原因としてあります。
AさんもBさんも表面的には「自分が正しい」と主張していますが、
AさんもBさんも、実は自信がない、ということです。
この場合「AさんとBさん、どっちが正しいか?」というのはうまくいきません。
より一層、対立に目を奪われてしまうからです。
パワーストラグルを超える抜け道は「信頼」です。
自分の方から相手を信頼すること、ビジョンや目標の実現を信じること、
コミュニケーションをとり、分かち合うこと、チーム本来の目的を明確にすることなどが大事です。
対立に意識を奪われるのではなく『信頼』に意識を向けていきましょう。
すると、お互いが、チームが、職場全体が成功の方へと進んでいきます。
ビジョン心理学の三角形には、全ての答えが記されています。どんな問題にも必ず抜け道があります。