子どもを持つことの怖れ
2015年06月09日(火)
栗原弘美です。
結婚して2年だという、ある愛妻家のご相談です。
奥様の今の一番の関心事は子供を作ること。
しかし、彼には経済的な理由などから
子供を作ることに怖れがあります。
一方、奥様は、最悪なことまで考え、もし彼が居なくても
自分一人でも子供を育てる覚悟もあるというのですが、
それを聞いた彼は、彼が居なくても、と言われたことを
寂しく感じてしまったようなのです。
子どもがいるとすごく良いだろうと思う反面、
変化が怖い、と話して下さいました。
話を聞いているうちに、私は彼が本当に怖れていることが分かってきました。
奥様の、自分への注目が失われることを怖れているのです。
彼女にとっての、たった一人の人でいたいのです。
いっぽう、子どもが欲しい女性にとっては、
自分たちの子どもを夫にも望んでほしいと思うものなのです。
私を愛してくれているのなら、二人の子どもを持ちたいはず、と。
ですから今こそ、特別でありたいというニーズを卒業する時です。
特別な愛から、夫婦共通のビジョンをみていく時。
二人きりよりも、もっともっと素晴らしい
二人の共同のものを創りだすときが来たのです。
奥様は、彼を心から愛しているからこそ、彼との子どもを望まれているのです。
愛されていることに自信を持ってよいのです。
今よりも、もっと親密な関係を築く機会が二人を待っています。
こうやって、本当に怖れていることに光が当たったということは
それを解決する時なのです。
パートナーシップが大きく前進する時です。