マスターとして生きるには
栗原弘美です。
2014年、あなたはマスターという領域に入っていきます。
あなたは今、パワー全開になっていますか?
何かを手放す必要があるのに、完全に手放せていないと、パワー全開にはなりません。何か未完了なものが残っています。
あなたが手放したと思っていたことは、本当に完了したのでしょうか? どんなつらいことがあって、どんなことを学んだのでしょうか? 学ぶ必要があったことは学んでいても、何かを失ったという喪失感は終わっているのでしょうか?
過去の何かを手放せていない時、あなたはフルで活動できていません。怒り・喪失感・失望感だけではなくて、大好きな誰かが亡くなった時のように、良い思い出もあなたを引き留め、引きずって生きることになります。
たとえば、マンションから見えた景色がすばらしかったーでもそれを手放すと、もっと良いものが入るのです。あるいは好きだった人の持っていた特徴を手放せないと、その次の人にはその良かった部分の特徴がそっくり欠けてしまいます。
「あんな素敵なマンションの景色はもう見られない」「もう、あんないい男はいない」。あの思い出、関係、素敵な人、そういったものを心から感謝して手放してください。手放すとは、手紙を書かないとか、縁を切るとか、そういうことではなくて、しがみつかない、こだわらないということです。ネガティブなことも手放し、良いこと、自分が頑張ったことも手放します。
金メダルを取った選手は、普通の生活に戻るのがむずかしいことがあるといいます。しがみついている過去の栄光が私たちを殺すのです。
あなたが人生でつくった業績、与えたこと、受け取ったこと、それもすべて手放しましょう。
あなたがそこにいるだけで平和になる、スムーズにいく、そんな存在がマスター(熟練した)です。私たちの人生には、失敗というものはありません。ただ、経験があるだけです。愛と許しをもって手放し続けていくと、マスターのギフトが花開いていきます。